月経前症候群と月経前不快気分障害!pmsとpmddの違い
呼び名が似ているpmsとpmdd

何やら、やけに名称が似ている症状なのですが、この両者に違いって一体何なのでしょうか?
PMSとPMDDの違いを、しっかりと説明できる方は少なくないと思います。ということで今回は、PMS(月経前症候群)とPMDD(月経前不快気分障害)に違いについて説明さていただくことにしましょう。
pmsとpmddの違いとは?
PMSとPMDDはどちらも、要するに月経が始まる前に現れる不快な症状のことを言いますとので症状は似ておりますが、ハッキリと言わせていただくとすれば両者は別物であると考えるべきなんですね。そして実際に、医療の現場ではPMSとPMDDは別物として扱われているのであります。PMSとPMDDの最も大きな違いは何かと申しますと、それは精神的な症状の重さにあるのです。
PMSにしてもPMDDにしても、精神的な症状として「イライラスする」とか、あるいは「集中力が低下する」などがあらわれますが、両者を比較した時、PMDDの方がより強く症状が現れるということです。
PMDDの症状が酷い患者さんになりますと、日々の生活にまで支障が出ることがあります。
感情を抑えられなくなるPMDD
PMDDは前述した通り、PMSよりも精神的な症状が強く現れます。もっと具体的にPMDDの症状について説明しますと、例えば、下記のような症状が現れることがあるのです。・月経前の時期になると涙が止まらなくなる
・感情を抑えることができなくなる
・攻撃的になって暴力を振るうことがある
・感情を抑えることができなくなる
・攻撃的になって暴力を振るうことがある
このような症状が現れた場合でも、生理を迎えると治まることから、その時のことを振り返った時、自分自身の行動や振る舞いに大変強い嫌悪感を抱いてしまうことが少なくありません。
強い自己嫌悪に陥ったりしますと、やがては抑うつ感が酷くなるという傾向があるのもPMDDの症状の特徴であると言えるでしょう。
感情を抑えられない場合は病院に行きましょう
もし仮に、月経が始まる前の時期になると不快な症状が現れ、そしてその症状が身体的なものよりも精神的なものが強く現れて感情がご自身で抑えることができないということであれば、PMDDの疑いがあると言えるでしょう。このような時は、やはり専門の病院に行って検査を受けるべきです。ただ、精神的な症状が重度ということであれば、婦人科では手に余るかもしれませんので、精神科や心療内科に行った方が良いかもしれませんね。